PTAを辞めてから変わったこと(その2)
②PTA会費を払わなくなった!
我が子達が通う小学校では、毎月270円のPTA会費が、学校の教材費や給食費などと一緒に引き落とされる(任意団体のPTAの会費を、小学校が肩代わりして徴収するのは、そもそもおかしいのだが)。
我が家は、子供が2人通っているので、PTA会費は毎月270円×2人分=540円。これが、2019年4月分からが引き落とされなくなった。まぁ、PTAを辞めたのに、PTA会費を引き落とされていたら問題だから、当たり前といえば当たり前なんだけど。一応、事務連絡はいっているのだと一安心。
それにしても、月々にすれば、ささやかな金額のPTA会費。子供達のために、これくらいの出費なら…と、例えば賛助会員として、「PTA活動はしなくても会費は支払う」という選択肢はあったのだろうか?
と一瞬考えてみたが、PTAジャーナリストの大塚玲子さんの記事を読んで、「いやいやいや! やっぱりダメだ!」と思い直した。
多くの場合、各PTAは、毎年子ども1人、または1世帯当たり「数十~350円くらい」を、市や区のP連に納めます。これは、加盟するすべてのP連(たとえば市P・県P・日P)に納める分担金の合計額です。
市や区のP連は、このなかから都道府県P連に分担金を納め、そして都道府県P連は、このなかから日Pに分担金を納める、という仕組みです。なお、日Pの分担金は「児童・生徒1人あたり10円」と全国一律ですが、市や区、都道府県のP連分担金は、設定がまちまちです。
確認したところ、平成26年度、日Pに納められた分担金は計約8500万円とのこと。子ども1人10円でも、全国から850万人分も集まれば、随分大きな額になるものです(なお学校基本調査によると、現在全国の公立小中学校に通う児童・生徒数は計約935万人です)
ちりも積もればなんとやら。分担金として自動的に8500万円が集められるって、すごい話だ。
自分達が支払ったPTA会費が、単P→区P→市P→県Pと巡り巡って、知らないうちに日Pの上納金(記事では分担金と書いてあったけど)になっていたのかと思うと、ちょっとゾワッとする。
単Pだけなら、ステキな活動をしているPTAもあるのだとわかっているけど、組織が大きくなるほど、何をやっているのかよくわからない、得体が知れない団体にしか思えない。少なくとも、子供達や保護者に上納金を払った恩恵があるとは思えない。
PTAを退会してよかった。PTA会費を支払うなら、その分、我が子達のためになると思うことにお金を使った方が建設的だと思った。