PTAを辞めて、見えたこと、考えたこと。

「川崎市内の単位PTAにおける強制加入廃止を求める請願書」への署名活動の報告。PTA退会記録も。

PTAを辞めてから変わったこと(その3)

川崎市PTA連絡協議会推奨の保険を辞めて、他の保険に切り替えた

川崎市では、子供が小学校、中学校、高校に入学すると、下図のような「川崎市PTA連絡協議会 推奨」のこども保険の案内が学校経由で配布される。この保険に入会すると、その後は自動更新で卒業まで保険料を払うことになる。

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入学時期に配布される、市P推奨の保険の案内

 

PTAは義務だと思い込んでいた時期は、この市P推奨の保険も入るものだと思って入っていた。しかしながら、PTAを退会した以上、市Pが推奨している保険を辞めるのが筋ではないのでないか? そもそも、続けられないのではないか? ふと疑問に思い、電話で問い合わせてみた。

 

まず、事務員の女性が電話に出た。「PTAを辞めたので、保険も辞めた方がいいだろうか?」と伝えたところ、折り返し連絡をもらえることになった。

 

しばらくして、担当者の男性から電話が来た。PTA退会者の話は他の地域でも聞いていたが、実際に問い合わせしてきたのは、我が家が初めてだったそうだ。

 

「今後、対応を考えないといけないとは思うんですが、実際のところ、PTAに入っているかどうかは我々は確認できないんです。だから、そのまま保険に入り続けていても問題はありませんよ」 

 

なんと。PTAを退会しても、大丈夫なの? 

 

この日は、いったん結論を保留にした。

 

改めて「重要事項説明書」を確認すると、

 

転校・転園などにより団体の構成員(会員)でなくなった場合は、保証の継続ができなくなるため、必ずご連絡ください。

 

と記載されている。

 

もし何か補償をされる場合になって、手のひらを返されて、「あなたはPTA会員ではないから、補償しませんよ」となったら嫌だなと思った。

 

その後、夫がいくつかの子ども保険を調べて、夫婦で検討した結果、市P推奨の子ども保険を辞めて他の保険に切り替えた。結果的に、我が家の場合は、年間の保険料がかなり下がった(補償内容も納得できるものを選べた)。

 

PTAを退会することになって、これまで「そういうものだ」と思っていたものが、実はそうではないという場合が多いのだと実感している。一言でいえば、私は思考停止だった。

 

特に保険は、家計の見直しで必ずチェックが入る項目である。PTAはともかくとして、学校経由で薦められた子ども保険が、本当にご自身の家庭に適しているのどうか、いったん他の保険と比較してみるのも面白いと思う。

 

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